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技術情報

2019.09.12pythonを使った顕微鏡励起用多波長LED光源制御について

このページではpythonを用いて、顕微鏡励起用多波長LED光源、Thorlabs社製自動ステージの制御を行う方法について概略を説明します。

【 開発環境】

– windows10 (x64)

– Anaconda3

– python3.6

– pySerial3.4

– PyCharm2018

– Jupyter notebook

 

【顕微鏡用励起LED光源の制御】

バイオサイエンス分野や医療分野で細胞を観察するために、光学顕微鏡が一般的に用いられます。

光学顕微鏡用のLED光源は基本的に付属の標準ソフトウェアで操作されますが、中には自分なりにカスタマイズしたいという要望もあるかと思います。

そこで今回はpythonを用いてLEDの波長を高速に切り替える方法について書きます。

**使用する機材**

– 顕微鏡用LED光源 : niji(Blue Box Optics)

– シグナルコンバーター: 2 Channel USB Powered Relay Module(numato Lab)

– PC

 

**動作例**

 

**システム**
LED光源に、TTL(Transistor-transistor-logic)信号を入力できれば問題ありません。

つまり0Vの電圧を入力した場合はLEDがOFF、5Vの電圧を入力した場合はLEDがONとなります。

これを高速に切り替えることで波長の切り替えを行います。

システムの概略は下の図を参考にしてください。
PCからpythonを使ってシリアル信号を送ります。その信号をリレー回路によってTTL信号に変換し、LEDに送るという流れです。

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実際の写真はこちら

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**プログラム**
まず、シリアル通信用ライブラリ「pySerial」をダウンロードします。
実際のプログラムについては、ご相談していただければと思います。

詳細についてのお問合せは、下記フォームよりご連絡ください。

http://www.opto-line.co.jp/contact/

次回は、自動ステージの制御についての技術情報を執筆中!10月公開予定!