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技術情報

2016.10.03他に類を見ないSemrockの高耐久性

これまで蛍光フィルターは古典的な”ソフトコーティング”技術で製作されてきました。そして旧来の蛍光フィルターメーカーは従来のソフトコートフィルターを今日も製作しつつ、新たにハードコート技術のフィルターを紹介するようになっています。これに対しSemrockは創業当初から熟練したハードコートフィルター技術で生産をしており、その結果、熱線吸収ガラスやガラス同士を接合するための接着剤を必要としない”究極の”高性能・高耐久性フィルターを大量生産に適するよう独自に改良して2003年に発表、現在は蛍光フィルターの新たなリーディングカンパニーの座を確固たるものにしました。
以下は旧来のリーディングカンパニーのソフトコートフィルターとSemrockのハードコートフィルターを、Xeアークランプを照射してその耐久性をSemockが独自に検証した結果です。

 

DAPI用Exciterでの比較 (8W/cm2の光を約φ15mmで1日照射)

DAPI用Exciterでの比較
(8W/cm2の光を約φ15mmで1日照射)

左上のグラフをご覧ください。旧来のリーディングカンパニーのDAPI用励起フィルター(UV用フィルター)は強度8ワット/cm2の光線をたった1日照射させただけで照射前よりも約42%も透過率が低下しておりますが、Semrockの同等品は変化がありません。さらに同条件を300時間続けますと旧来のリーディングカンパニーのフィルターは致命的な破壊(膜の破壊)が発生してしまいますがSemrockの物は1000時間照射しても変化無しです(下の写真参照)。

 

 

 

 

 

Semrock製FITC用Exciterと、ソフトコート製GFP用Exciter・TexasRed用Exciterの比較 (1W/cm2の光を約φ25mmで5日照射)

Semrock製FITC用Exciterと、ソフトコート製GFP用Exciter・TexasRed用Exciterの比較
(1W/cm2の光を約φ25mmで5日照射)

左下のグラフは他社製の可視域透過のフィルターで実験した結果です。照射条件はとてもポピュラー条件かつとてもポピュラーな試薬用のExciterですが、たった5日間の実験で光学特性の劣化が発生しています。

 

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